フラグ回収しました…
過去2回の記事でブツブツ言ってたSIGMA fpなんですが……
この度、無事に手元に届いてしまいました…。
もう20年来の付き合いになるイラストレーターと漫画家をやってる友人が、この度マウントを乗り換えるそうで、キットレンズはじめ色々とおまけを付けて友人価格で譲ってくれた物になります。
価格は……書けない(笑) 代わりにこちらから死蔵していたレンズなどを放出したりして、物々交換+αみたいな取引だったんですが、それでも破格というレベルではなかったということだけ。
せめて彼の描いた漫画が少しでも売れるようにAmazonリンクを貼っておきます(笑)
まずはスタイルを愛でる
まずは、キットレンズでもある45mmF2.8 DG DN。
機材の細かいレビューはよそで散々書かれておりますが、多くのレビューにあるように非常にコンパクトで軽量ながら、工業製品としての確かな存在感が伝わってくる、大変所有感の高い一品です。
そして肝心のオールドレンズ着用感。
まずは完全に形の美しさにやられて購入したNikkor H.C 5cmF2。
いやもう、文句なしのカッコ良さですね!
ちなみにSHOTENのMマウントアダプターは、友人曰く「おまけ」だそうです。
…太っ腹なおまけもあったもんだぜ。
今回はこれに、M→L39変換リングを合わせました(自腹)。
ブライトフレーム使うレンジファインダー機(要はM型ライカ)を使う場合、装着するレンズの焦点距離に合わせた物が必要ですが、普通のミラーレスで使う場合は気にしないでOKです。
続いて、爺ちゃんのタクマーチームの中から55mmを。
これも素晴らしいフィット感! まるで純正レンズみたいな佇まい。
45mm DG DNと並べてみるとこんな感じ。
マウントアダプター込みのレンズ長が、ほぼ一緒! そりゃしっくり収まるわけですよ。
アングル変えて。(撮ったのはこっちが先)
Twitterでもつぶやきましたが、レンズ交換して眺めてるだけで酒が飲めます。幸せ。
試写!!
SuperTakumar 1:1.8/55
カラーモードを適当に切り替えつつ、自分のデスク周辺1mの範囲内をとりあえずパシャパシャ。
すべてWBオートで完全に撮って出しです。
それでこの描写! 色合い! けっこうもう、初手からSIGMAの絵作りにはまってしまいました。
正直……正直言うと、単純な撮って出しならフィルムシミュレーションよりも好きかもしれない……。
あと、SuperTakumarの写りがひと皮むけて良くなったような気が。こんなしっかり写るレンズだったっけ…。
Nikkor H.C 1:2/50
夕方の買い物ついでに近所を。
これも完全に撮って出し。
Nikkor H.Cの柔らかい写りと相まって、これも大変好きな感じに仕上がってます。
カラーモードの中でも夕景にオススメという「サンセットレッド」を当ててみたら、これがもう本当に好みの色で、常用でもいいんじゃないかなって感じです。
けっこう、ティール&オレンジのことばっかり話題に上りますが……サンセットレッド、いいよ? いいでしょ?
21:9の誘惑
fpで忘れてはいけないのが、いわゆるシネスコサイズの21:9というアスペクト比が用意されてることですね。
映画のようなって言うか…映画だこれ。
— たけ (@Take9_tw) 2021年1月31日
sigma fp
asahi opt. supertakumar 1:1.8/55
①ティールオレンジ
②Fovクラシックブルー
③④シネマ#sigma #sigmafp pic.twitter.com/oHoQHO1OOf
感想としては…Twitterで書いたとおりであります。上下に黒枠つけて字幕でも書き込みたくなります。
このアスペクト比は初体験だったので、衝撃的でした。
こんな比率どう使ったらいいんだよ…とか思いながらカメラ向けてみると、意外にも撮りたいものがスッ…スッとフレームに収まっていくんですよね。
そして、これも思いのほか写真が見やすい!
いやでも考えてみれば映画館ってあの大画面でも画面見やすいし、見せたい物に自動的に視線行っちゃうし……映画って、よく考えられてるんだなぁ…と、妙に納得してしまったり。
本格運用が楽しみです!
一日触ってみて、だいたいのセッティングも決まり、操作にも慣れてきたので、散歩に持ち出すのが楽しみです。
SIGMA fp、想像以上にワクワクする機械ですよこれは!