こんな記事上げといてなんなんですが…
実は、X-T30とXマウント用レンズの一切を手放しておりました。6月くらいに。
手放した理由はいくつかあるんですが、一番大きいのは、
『フィルムシミュレーションにゲタを履かせてもらう撮影に疑問を覚え始めた』
つーことでしょうか。
いやお前、ほんと何言ってンの? って感じなんですけど……。
フィルムシミュレーションは確かに素晴らしいです。けど、素晴らしいが故に、
「だいじょぶ、だいじょぶ! これで撮っておけば大概エモいから! まぁ余計なコト考えないで撮っときなよ!」
って言われてるような感覚がずっとしてまして…。
最初の頃は、
「うっす! 先輩、あざっす!」
と、その声を素直に聞き入れられてたんですが、Nikon Dfと出会って、改めてRawいじりの面白さに向き合ったり、曲がりなりにも自分の好みを追求したプリセットとかを作るようになるうちに、
「先輩……俺ちょっと……最近、自分なりに思うところがあるっつーか…。生意気なんすけど、もう少し自分らしくやりたいっつーか……すんません!!」
とまぁ、そんなような。ええ。…え? 誰に言い訳してんのこれ?(笑
とにかく、そんな心境だったのでFUJIFILM一式を手放した後はDfとSIGAM fpでやってたんですが……
そこへコレですよ。ニコンプラザ東京。
……更にちょっと待てよお前と(笑 この流れなら、当然Z fcだろ!? ってところなんですが、なぜかZ fc以上に心惹かれたのは、隣にあったZ50だったんですよね。
何がそんなに惹かれたのか……これはもうハッキリ言えます。
『とにかく、持ち心地が良かった!』
これなんですわ。
やってもうた…。
今日発売日ですね!
— たけ (@Take9_tw) 2021年7月23日
早速my new gearしましたZ f……あれー!?Z50だこれ!(すっとぼけ) pic.twitter.com/BfSbxU567q
他社製品を貶める意図は全然無いんだけど、改めて触ってると持ちやすさが頭ひとつ、ふたつ余裕で抜けてて感心している。
— たけ (@Take9_tw) 2021年7月23日
(FUJIFILM一式を友人に売却したお金 - Summitar買っちゃった)+ 買ったはいいけどほとんど使ってなかったSIGMA 35mmDG DN他を売却したお金 = 諏訪写真機さんにあったA品のZ50キット
…馬鹿だねー。
けど、抗いきれない「実質無料」の魔力……いいじゃんね、タダだし。
むふ❤️(あだち充的な) pic.twitter.com/OOF0tbfEAn
— たけ (@Take9_tw) 2021年7月27日
タダじゃねぇよ。しっかり足出てるよ。
子供追いかけられる軽量APS-C、必要だよね(言い訳)
けどね、片時もじっとしていないチビ3人を追いかけ回すのに、Dfはさすがにちょっときっついのよ。Dfつーか、フルサイズは全部きっつい…と思う。
fpはほら、オートフォーカスは失礼ながら「一応ついてますけどー」ってレベルだし。
そこへ来て、
- 考え抜かれたグリップ形状がもたらす抜群のホールド感
- 圧倒的に軽量、コンパクト
- 速いAF
- 素直で懐が深く、調整しやすいNikonのRAW
を備えたZ50、間違ってなかったなって。ストラップ無しでも片手で握って、子供たちを追いかけ回せる安心感は、X-T30では得られなかったな。
デジタルらしさもフィルム風も
まだまだ微調整は加えていきたいと思っているけど、
搭載されてる「クリエイティブピクチャーコントロール」(フィルター)のうち、「ソンバー」や「ピュア」をベースにしてカメラ内で調整。
それで撮ったRAWをLightroomに突っ込むと、カメラ内での調整もしっかり反映された形で読み込んでくれるので、それを活かしつつ微調整。
ほんの1~2ステップで↑の画が出てくる。
僕はこれで、だいぶ心掴まれた。
個人的には、FUJIFILMのクラシックネガにだって全然負けてないと思ってる。
もちろん、
これまでもNikonのカメラで使われてきたピクチャーコントロールをベースにして、デジタルらしい鮮やかな写真も全然撮れる。
ヤマユリの写真、もう一回見比べてもらえれば一発かな。
この「撮り分け」ができてる感覚は、X-T30を使ってる時には無かった。
幅が広がったなーと素直に喜んでるところ。
…というわけで、Z50良いです!
Dfでオールドニッコールを味わい尽くし、fpでお祖父ちゃんのタクマーたちを愛で、Z50で日常を記録する……完璧だ!
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……今のところは、ね(笑
今回のお供
新品ならダブルズーム一択じゃないすかね。
レンズ引っ込めた時のコンパクトさと、軽さに驚愕。
写りも素晴らしい。
このレンズについては、後ほど単独で特集したい。
なんじゃこのコストパフォーマンスは…。