用意するもの
…いや、2つめは「半分冗談で、半分本当」なんですが。
とにかく、PENTAX機のカスタムイメージ「雅」を使ったら、なかなかいい感じにフィルムライクな写真が撮れたので、今回はそのセッティング紹介と作例を記事にしてみましたん。
黄変タクマーのあれこれについては、後ほど。
早速セッティング紹介
- カスタムイメージ 「雅」
- 彩度 -1
- 色相 +1
- キー -1 (※1)
- コントラスト +1
- シャープネス -1
- ホワイトバランス マルチパターンオート(G2 , B1)
以上になります。
+と-については、+1なら右へ、-1なら左へ基準からそれぞれ1目盛りと読んでください。
(※1 これは恐らく僕のK-S2が何でも露出オーバーにしてしまうせいなので、キーは下げなくてもいいかもしれません)
(2022/07/20 追記)
元記事執筆時から微調整を加えて、ホワイトバランスを色温度固定に変更しています。
- ホワイトバランス 5200K固定(M1 , B1)
こちらが最新の設定になります。
(追記ここまで)
PENTAX純正の「Digital Camera Utility」をお使いの方用に、.iniファイルも用意しました。
.iniファイルのほうは、K-S2だとカメラ内でいじれないハイライトとシャドーの項目もいじってあります。
作例
使用機材は、PENTAX K-S2とSMC Takumar 35mmF2です。
前述のとおり、今回使ったタクマーはけっこう黄変が進んでまして…ファインダーのぞくとだいぶ黄色いです。
この組み合わせに、上記のセッティングで撮ると…
こうなります。
自画自賛は大事なので自画自賛しますが…これ、なかなかのフィルム感じゃない?
なんか、昔の高級コンパクト、CONTAX T2とかFUJIFILMのナチュラクラシカとか、そういうので撮ったような。割と明るめの補正されてる感じ。
色はあっさり目になるけど、コントラストはいいっていう…あの感じ。
わかってほしいw
どんどん見ていって!
粒子が好きな方は、Lightroomとかで加えてみるとより「らしい」感じになるかも。
僕は個人的にデジカメで撮ったものに粒子加えるのはさすがにやりすぎかなー? と思う派なので、加えていません。
天候や被写体もポイントだったりするかも。
まだドン曇りや雨の日に試していないので、そのうちやってみようと思います。
黄変ばりばりのSMC Takumar 35mm / F2を使った作例はここまで。
さて……
黄変してないレンズで撮ってみる
レンズを変えて、別の日にまた同じセッティングを試してみました。
使用レンズは、smc PENTAX-DA 40mm / F2.8 XSです。
…こうなった。
全然、雰囲気違う。
大昔のタクマーと、AFの効く現代レンズで写りの差があるのは当たり前ですが…実はあの黄変がだいぶ雰囲気作りに貢献していたのだなと。
もうちょっと見てみましょか。
黄変していないと、単に彩度の低い写真…という印象になっちゃうかも。
黄変レンズお持ちでない(普通は選ばない…)場合は、ホワイトバランスの微調整を思い切ってA7とかに振ると黄変しているレンズと同じような状態になるかもしれません。
ただ、やっぱりオールドレンズを使うほうが雰囲気は出ると思います。
更にプリセットと組み合わせてみる
また、レンズを黄変タクマーに戻しまして…(こうしてみると本当に黄色いな、おい)。
まずはカスタムしたカスタムイメージで撮って出し(ややこしい)。
このJPGに、
自作プリセット「X-TRA400sim」を当ててみたら、こう。
こう。
こんな。
こうなって…
こうですわ。
全部が全部当たりってわけでもないですが、ア○ト引越センターとトラックと、軒下のチューリップを撮ったやつなんかは、ぐぐっと更にフィルム感増したような気が。
良ければ合わせて、ぜひ!
今回のお供
まずはPENTAXのボディ。
カスタムイメージいじれるなら何でもOKですが、カメラだけでハイライトとシャドーの微調整もしたいならK70以降の機種じゃないとできないので、ご注意。
あえて勧めたい、黄変タクマー。
モノクロを撮る場合には、軽くイエローフィルターがかかったのと同じ状態になってコントラストが上がるとか。
ヤ○オクで「黄変あります」みたいな説明が入ってるやつなら、凄い安く買えるんじゃないかなとか。僕のは例によってお爺ちゃんのお下がりだけどね。
軽いなぁ。
やっすいなぁ。
よく写るなぁ。
無理にLimited選ばなくてもいいって、絶対。
レンズキャップは無くすなよ。僕はもう無くした(泣
プリセット使うなら、こちらも。
うちはかみさんの仕事でPhotoshop無いと話にならないのでサブスク契約してるけど…正直もうちょい安くならんもんかね…。