カスタムイメージ研究その2
前回はこちら。
結局、どこかでカラーネガを追い求める自分がいるわけで(笑
やっぱりカラーネガの雰囲気がとにかく好きなんだな。
…じゃあFUJIFILM機にしろよと言われると、仰るとおりなんですが。
でもまぁいいじゃないの。今あるのはNikonとPENTAXなんだし。
NikonについてはRAWオンリーで撮ってじっくりいじる+ネガ風にはこだわらないというやり方が定着してきているので(Nikon DfのRAWが軽くていじりやすいのもある)、PENTAXのほうは撮って出しか、ごくそれに近い感じで軽く楽しめるようにカスタムイメージを作り込みたいなーとか。
誰に言い訳してんだこれ? 自分か?
PORTRAをイメージしてみた
あくまで、イメージね。
似てるとか再現とかそういう話ではないので、悪しからず。
セッティング
- カスタムイメージ 『ほのか』
- 彩度 +2
- キー -1
- コントラスト -2
- シャープネス -3
- 調色 シアン
- ホワイトバランス 5200K固定(A2 , M3)
いわゆるカラーネガフィルムは、色温度5500Kで作られてるそうで。
じゃあ設定も5500Kにするべきでは? と思わなくもないんだけど、5500Kに設定したRAWを試しにLightroomに入れてみたらLightroom上では5500Kじゃなかったのよね…。
どっちが正しいんだ? となった場合、10年前のK-S2と最新のLightroomどっち信じるかという話で、僕はLightroomを信じることに(笑
なので、K3Ⅲとか使ってる人は5500Kでいいかも。
あ、キーの項目は例によって僕のK-S2の露出の問題なので…無視してもよろしいかと。+に振ってもいいぐらい?
撮ってみた
じゃあ作例。
今回の使用レンズは、
- Super Takumar 28mm F3.5
- HD PENTAX DA 21mm F3.2 Limited AL
の2本で比べてみた。
Super Takumar 28/3.5
…いきなり露出がパッパラパーだわ。
キーで調整&露出補正でなんとかしてみて。
気を取り直して。
ほんのり黄色いKodak系の色味が出てる…ことにしてほしい!
害鳥たちとの死闘に疲れ果てた猛禽カカシチーム。
トウモロコシとコスモスとアジサイ…だいぶ季節がちゃんぽんになっている。これが、高原の町クオリティ。
良い雰囲気出てる。出てると言え。
HD PENTAX DA 21/3.2 Limited
同じセッティングでもやはり新しいレンズだと印象が変わる。
暗いところが締まるのと、色もこっちのほうがはっきりするかな。
天候もあると思う。しっかり陽が出ているほうが、より「らしい」感じになる。
明暗差きついとハイライトが飛ぶのは…これはもうK-S2の限界か…。
誰かK3ⅢとかK1-Ⅱで試してほしい。
作例提供お待ちしております(笑
高級車、高級車!
光と影がこってりしてるのは…やはり見ていて気持ちいいよね。
まだ至る所にアジサイ。
1枚だけだけど、屋内作例。
ぐぐっと暖色傾向になるのもフィルムっぽいか?
オールドレンズでもHDレンズでも、どっちも美味しく楽しめる良いセッティングだと思うのでぜひお試しを。
カメラ内だけでここまで引き出せるなら、これはもう事実上のフィルムシミュレーションということで良いのではなかろうか? しかも、FUJIFILMだと絶対に搭載されないKodak風味。
うん、PENTAXを使い続ける大きな理由がまたひとつできたな!(無理やりな結論)
今回のお供
ハイライトには弱い!
弱いが…まだまだ現役。
個人的にはPENTAXエントリークラスの中では一番カッコいいと思う。
素直な写りの可愛い奴。
APS-Cだと換算43mm。ほどよい画角。
PENTAXのLimitedは写りもさることながら、とにかくどれも小さくて軽いのが最高だね。
さっと持ち出してぱっと撮る。これよね。