お祭りの浮かれ具合ってこえーよなって話
前回の記事で書いた「モアイさんごっこ」した後、都内のフィルムカメラを取り扱ってるお店を巡って『国産二眼レフ写真展』のDMを配ったり、新宿御苑でアレコレ(これはまた後日…)したりと割と忙しい1日を過ごした東京〜横浜出張。
最後にとんでもない爆弾が待っていた。
そう、ちょうど出張した日はカメラ・写真愛好家の皆様にはおなじみ、松屋銀座で開催される『世界の中古カメラ市』の日程と思いっきりバッティングしていたわけで…。
用事は全部済んでるんだから、黙って帰りゃ良かったんに開催されているとわかれば寄らないわけにはいかないわけで…。
寄れば寄ったで、会場の熱気と、陳列されている数々の名品珍品に心騒がさずにはいられないわけで…。
…やっちまったわけで。
たけさん、葛藤を激写される。
たけさん計算中wwww pic.twitter.com/f3LqHnbwp7
— あめちゃん 美容師|10/7〜10に国産二眼レフ展やるよ (@amedia_online) 2022年9月6日
当然、直前まで一緒にゴニョゴニョやっていたあめちゃんもいる(後日!)。
恐ろしいことに僕らが会場入りした時に2時間限定のタイムサービスの真っ最中。
早田カメラ店さんのブースには、ピッカピカのイコンタが鎮座している。永久保証付きの! しかもこれが20%オフなのである!
罠が多すぎると言うか、外堀が埋まりすぎている!
電卓アプリを起動して2割引の値段を弾いているところを激写される(算数苦手!)。
奥で僕を見ているのは早田カメラのご店主です。多分この時もう、「こいつ買うな…」と思われている。
ちょっと触らせてもらいながら、使い方を教わる僕。
あめちゃんだけじゃなく、会場でお会いした山内"Dr."隆義さんにも激写されていた。
しかも…ライカで。Summilux50mmで。エグい写りだな…。早田のお父さんの腕とか、マスクの質感とかに目が行っちゃうのはいいのか悪いのかw
あ、ちなみに山内さんも『国産二眼レフ写真展』に出展されます。広ーい人脈をお持ちで、DMをあちこちに配布していただきました。ありがとうございます。
mng👐👐👐👐👐👐 たけさん(笑)@Take9_tw https://t.co/ohFtax6IA8 pic.twitter.com/lIgn44eBON
— あめちゃん 美容師|10/7〜10に国産二眼レフ展やるよ (@amedia_online) 2022年9月6日
はい、陥落。
横からあめちゃんと山内さんが代わる代わる、
「カッコいいよね〜」
「こういうのは一期一会ですからね」
と囁いてきたせいもあるということは強く申し上げておきたい。漫画でキャラが葛藤する時に「天使と悪魔が交互に現れて…」ってのがよくあるけど、今回どっちも悪魔。勝てない。
これがライカとSummiluxで撮ってもらった、陥落した瞬間。腕毛までくっきり。
モノクロだとちょっと痩せて見えるのはいい。
改めまして、山内さんお写真ありがとうございました。快くブログでの掲載許可もいただきまして、合わせてお礼申し上げます。『国産二眼レフ写真展』一緒にがんばりましょー。
…はあ…おっかねぇよ、祭りの熱ってのはよぉ。
目で見て楽しい中判写真機の魅力
とは言え、買って大満足だったのはもう間違いなし。その証拠に、
長野に帰る北陸新幹線の中で、Super Ikontaを展開・収納する動画。 pic.twitter.com/A0Vla17BKs
— たけ@10.7〜10.10国産二眼レフ写真展 (@Take9_tw) 2022年9月6日
帰りの新幹線でこんな動画とか撮っちゃう。
正直にゲロっていくスタイルです。
— たけ@10.7〜10.10国産二眼レフ写真展 (@Take9_tw) 2022年9月6日
結局、これが一番安全なのです。 pic.twitter.com/rcbW0bZoJo
動画をアップする前、何かを察したおかあちゃんからLINEも来ちゃう……。
家に帰ればマクロレンズでブツ撮りもしちゃう。
妹分と言ってもいい、Contessa35とも並べちゃう。
いやー、この時代のカメラって、本当に美しい。上品で、優雅で、精密で。うっとり。
「名門Zeiss Ikon家のドレーカイル姉妹をふたりも囲うなど…身の程知らずな殿方もいらっしゃるものね」
「きちんとわたくしたちを使いこなせる器量のある方だとよろしいのですけど…」
撮って嬉しい中判写真機の魅力
もちろん、眺めるだけの置物を買ったつもりはないので、バリバリ使い込んでいく所存。
ファーストロールのファーストショット。
数えてみたら、これが通算20本目の自家現像フィルムだった。記念の1枚。
ちなみにこちらは、初めての自家現像をしたフィルムのファーストショット。
Leica DⅢとElmar 5cm / F3.5。同じ被写体の松の木。
しかし…使ってる機材もフィルムも違うとは言え、今見るとヒドい!! それでも中判と35mmの差は感じてもらえる…か? もう少しマシな比較ができればいいんだけど、すまんこってす。
でも、この時の感動があったのでここまでやってこられましたと言うか…ズブズブいってしまったと言うか…ああ…。
当時のブログでは「古い家から発見された戦前の写真みた〜い」とか無邪気に喜んでるね…。
あと「モノクロなのに雰囲気違うの面白いね」とか言ってるけど、これグレースケールで階調反転しとらんだけや。
20本やって、多少はマシになったのかどうか?
初めてのセミ判(645)カメラ、ちゃんと撮れているのか?
その結果は…次回の記事で!(引っ張るのかよ)
今回のお供
今回は自分のカメラ使ってないので…山内さんのライカを。
…M10なのかどうか正直わからないデス。こんな赤いロゴ着いてたかな?
こっちだったかもしれない。
山内さんのは1960年代製と仰ってたので、現行のこれとは全然違う…のかも。
とにかく凄い写りなのは間違いない。