METROPOLISと桜は面白いらしい
…そんな話をTwitterで目にしたので、じゃあ試すしかあるまいと思い立った4月某日。
面白かった。
きっと面白いだろうと思って、少しでも多く撮れるようにIkontaを選んだ。
正解〜。
…だが、ちょっと気になるのは、
「METOROPOLISって、こんな写りだっただろうか?」
ということ。
…いや、そんなわけないよな。
前にカメスズさんに頼んでデータ化したMETROPOLISの写真、これよ?
公式の作例写真も、↑の記事みたいな雰囲気だし。
あ、これはちょっと「らしい」雰囲気だな。
けど……全然違うよね。
スキャンは、いつものようにPENTAX KFにFA MACROをつけて下向きに三脚固定。
ネガを白色LEDの上に乗せて、レリーズケーブルで撮って…という、まぁごくありきたりな方法。
あ、せっかくの中判なんで4枚合成のリアルレゾリューション機能は使ってる。
取り込んだネガは、LightroomCCのプラグイン「Negativ lab Pro」に通してコンバート。
Negativ lab Proには、「WBをKodakに寄せる」とか「Noritsuの機械で取り込んだっぽく」とか、色々設定があるんだけど、その辺は全部切ってごく普通に、ナチュラルに変換したところ…こうなった。
…これはあれか?
実は元々、このぐらい素直な発色で爽やかなフィルムに作ってあるんだけど、Lomographyが現像やってくれるお店に対して、
「METROPOLISのネガ持ってきたお客さんには、こういう風に補正かけてください」
って指示を出すなり、レシピを提供するなりしているってことなんだろうか?
更に困るのは…いや、これは個人的には困っているというわけではないのだけど、
「Negativ lab Proから無補正で出した画がいい」
って感じるところ。
それもけっこう…いや、かなり?
確かにこう、Chrome系特有の「褪せ感」みたいなものはあるものの、全体的に優しい発色で爽やかな感じ。
天候の影響もあるかもしれないけれど、公式作例みたいな、
「これぞLomographyの変わり種フィルムでござい!」
っていうクドさを感じないというか。
桜の白が凄い引き立っているし、空の色味もこれはこれで。
単に軟調で眠いわけでもなく、締まるところはピッと締まっているし。
…わからん。
さっぱりわからん(笑
ご覧になった皆さんはどう思いましたか?
ぜひともご感想を聞かせていただきたいなぁと思うます。まる。
今回のお供
長々書いたけど、改めて公式の作例見ると…あれ? こんなもんか?
リンク先、スケボーのお兄ちゃんとか、街のカットとか見ると…似たようなもの?
いやでも、ユーザーフォトの投稿コーナーを見る限り…やっぱりけっこうクドい変わり種だ。
緑の色かぶりがバーンと主張してるやつこそ、METROPOLISだと言わんばかりの。
…これは、いよいよわからん(笑