前回はこちら
いよいよ来週に迫ってまいりました『国産中判フィルム写真展』!
これまでに3回に渡ってお送りしてきたこの連載(?)も、今日で一旦最終回となります。
…何が最終回なんですかね。
別にこれでブロニカを手放すとかいうことはないんだから。
Kodak PORTRA160
でもまぁ区切りということで、4回目の今回は高級フィルム『Kodak PORTRA160』で撮影した写真で行ってみますわね。
このひなびた感じがいいっすね。
最近、スキャンの際のパラメータ調整を見直したんですが、だいぶラボ(お店)現像での風合いに近付けたような気がしております。
NIKKO-H 50mm F3.5…フルサイズで28mm相当になるわけですが、絞った時のピリッとした感じは手持ちのブロニカレンズ群の中でも一番かな。
PORTRAのカラー…やっぱりいいねえ。
GOLD200もすげー好きではあるけれど、もう一段階雑味をすくい取ったような。
なかなか普段撮れない場所からの、普段撮れないアングル。
気分上がります。
昼なお薄暗い骨董品店の中にすっと差し込んでくる光を綺麗に写し取れた1枚。
この雰囲気は、PORTRAならではかなと思うね。
程よい褪せ感て言うのかな。
日焼けして赤がピンクになってしまった鳥居と社の風合いを更に引き立ててくれたような。
明るい日中で使いたいフィルムです。
本当はスタジオ撮影用なんだろうけど。
凍り付いた雨どいの質感と、残雪。
冷たいはずのものがどこか暖かい感じに。
最近は、Kodakのこの暖色寄りに仕上がるのが凄い好きになってきた。
FUJIFILMがダメになったとかではなく、よりKodakを受け入れられる…つーのも大げさか。
単に信州の冬〜春先が寒すぎるので、せめて写真の中くらいは温かみがあったほうが良い気がするだけかもしれないw
これもマイベストと悩んだ1枚。
田舎の駅のこの雰囲気は、やっぱりフィルムと合うんだよねぇ。
旅情と郷愁。いや、めっちゃ自宅の近所だけどw
古い国鉄払い下げ車輌の趣もまた、フィルムと相性は抜群ですな。
1枚余っちゃったんで雑に自宅の庭で締めてしまうフィルムあるある。
・
・
・
さて!
最後になりますが、もう一回お知らせ。
『国産中判フィルム写真展』、いよいよ今週末!
5月31日(金)〜6月3日(月)まで、東京文京区水道のギャラリーカフェ『HuBase』にて開催いたします。
僕のZenzaBRONICAをはじめ、それぞれに魅力的な国産中判フィルムカメラが34台集結!
見れば、元々中判をやっていた人はますます中判が好きに…そして、まだ中判未体験の人は、きっと中判フィルムで撮ってみたくなる…そんな写真展に仕上がっていると思います。
僕も、
- 6月1日(土) 夕方〜夜
- 6月2日(日) 全日
- 6月3日(月) 午前中(※未定)
に在廊を予定しています。
もちろん、愛機ZenzaBRONICA S2 Aを持参して、実際に手に取って体験していただこうと思っています。
一度切ればもう病みつき、魅惑のシャッターを体験しにぜひお越しいただければ幸いです。
さあみんなで、レッツ『バシャーン! バシャーン!』(シャッター音)
今回のお供
GOLD200を5本くらい撮ったら、次の1本に使いたい…そんな感じのPORTRA。
PORTRAを1本撮ったらまたGOLD使って…その次はEktarで。
んでまたGOLDやって…最後に…E100とか…ほんと使えたらいいな…とか。
E100まだ未体験です!