
時々復習しておきたい
- 晴れたらセンパチ(F8で1/1000秒)
- 感度分の16(日中の日向なら絞りF16の時、SSは装填しているフィルムの感度)
- 日向、第一日陰、フェルメールライン
LEICA M5やPENTAX KXの露出計はとても便利だけど、いざ露出計が故障したり電池が切れてしまったときに慌てふためくようなみっともない真似はしたくない…。
ということで、時々は一切露出計に頼らずに上記のような先達の教えを胸に、体感露出を養う日を設けるようにしている。
このブログでも何度か紹介しているけれど、とにかくこの体感露出トレーニングをする際には、写真家の渡部さとる先生が提唱する「第一日陰」にまつわる考え方がもっとも役に立つと思っているので、フィルムで撮る方でこれをまだご存じなければぜひ一読を。

頼れる訓練機PENTAX SL
体感露出トレーニングの際には、とにかくこの機械にすべてを委ねている。
PENTAX SL。
今回は、SMC TAKUMAR 28mm F3.5を装着。
なので、意外と当ブログでも登場頻度の高いSLくん。
質実剛健な造りと、気持ちの良いダブルストローク、品の良いシャッターフィール、いずれも素晴らしい。
本日のトレーニング
東京駅〜丸の内

「本日の」と銘打っているものの、実際には昨年末の出張時の写真デス。
…おっと、忘れるところだった。
今回はレンズにモノクロ撮影用のオレンジフィルターも装備しております。

一般的なモノクロ撮影用フィルターは、イエロー・オレンジ・レッドかな。
それぞれ約1段分ずつ入る光が少なくなるので、今回はISO400のフィルムがISO100になったものとして、レッツトレーニング。
フィルター効果のアレコレについては、お付き合いのある怪力熊男さんのnoteに詳しい。
うん、いつもながら他人の知識と能力に寄っかかりすぎている。

フィルター効果により、ISO感度が高くて普通は白く飛んでしまう雲の階調もしっかり写せますわ。



ところが、今回現像してみてちと問題が…。
なんか…ネガに謎の線が入り込んでいる…。

最初は傷かと思ったんだが、どうも違うようだ。

連続したコマの中に入っているものと入っていないものがある。
次に疑ったのは、使用したKENTMERE PAN400の品質の問題。
が、いくら検索しても同じようなロットに当たったという情報はついぞ出てこない。

あれこれ考え、思い至ったのは、フィルムの洗浄時の「洗い残し」ではないかという可能性。
僕は自家現像するときの仕上げにコストをけちってドライウェルを使用せず、台所用洗剤を一滴洗面器に垂らして代用していたのだけど…これがどうも乾燥時に落ちきらずそのままネガに定着してしまったようなのだった。


…なんてこった…たかが1本300円(2026年1月現在)…フィルム1本ごとのコストで言えば10円かそこらをケチったばかりに…。
この悲しい過ちを二度と繰り返さぬために、僕は速攻でヨドバシでドライウェル300円をポチったのであった…。
き、貴重なフィルム…が…!
みんなはちゃんと使おうな、ドライウェル300円!!
銀座近辺



今回の記事では、自分への戒めとするためにもこの恥ずかしい失敗ネガによる写真もすべて掲載することとする。なんてみっともない…。
これもまた勉強…ってことかなぁ。


今回のネガの中で「撮ったり!」と手応えがあったカットが無事だったのは、不幸中の幸い。
有楽町近辺



あ、でもこの辺も割とちゃんと洗えてるな。
良かった。
洗浄…大事! 手抜かりなくキッチリと!
大手町


画面中央、遠くにポツンと白鳥。
どうも動物を撮ろうとすると距離が足りずに軒並み遠くなりがち…。
ズームレンズってのは便利なんだなぁと痛感する。


大手町の和田倉噴水公園。
東京駅では何度も降りているけど、意外と大手町方面って行く機会が無く、今回初めて訪れた。
なかなか面白く撮れそうなスポットだったので、今度もう一度じっくりうろつきたい。


これもかなり「撮ったり」手応えあったカット。
陽の当たっている石塀に露出を合わせる…つまり、ルールに則ってF4の1/250でいったわけだけど、石塀の眩しい反射と木々の影の柔らかさが上手く出たと自画自賛。
実は画面左下のほうに例の洗い残しスジが割と出ていたんだけど……Photoshopと格闘すること15分。気合いで消したw
……おいコラ、戒めてねぇじゃねぇか。

これもネガの時点でスジこそ無かったもののシャドウがブッ潰れてしまってたんだけど…Photoshopで持ち上げたら意外と生きててくれて助かったw
いいんだよ、大らかに行こうよ。助けてもらえるところは、助けてもらおうぜ。
……トレーニングはどうした。
神田


神田のLomography直営店を冷やかしに。
新型のMC-Aのデモ機があった。
あれもまた使いやすそうなカメラだよね。これからフィルム始めたい人には、PENTAX17よりもお勧めできるかもしれない。
PENTAX17よりも、もう少し操作の楽しみみたいなところに手を入れてある感じで。
あと、ハーフじゃなくてフルサイズだ。
ハーフは確かにいっぱい撮れるんだが…人によっては一本撮り終わるのにめちゃくちゃ時間かかってしまって、肝心のフィルムカメラの写りをなかなか確かめられないというデメリットもあると思う。
まぁほんと、この辺は人によるんで何とも言えないが…。



やや曇ってきて、光が非常にフラットになってきてしまった。
こういう時は「感度分の16」のおまじないが中々効かないので悩みどころ。
でも最近、「こういう時は全部第一日陰」という自分なりの割り切りメソッドが確立してきて、スマホの露出計アプリを我慢できるようになってきた。
ずっとフィルムで撮っている人には「何を今更」な気づきなんだろうが、こうやって狙い通りに撮れているのを確認できるとテンションは上がる。

第一日陰から更に奥…僕は勝手に「日陰の中心」と呼んでいるが、そういう暗いところに攻め込むときは第一日陰から更に3段明るく撮る!
バッチリだ。

最後はJRお茶の水の楽器街に差し掛かったところでフィルム終了。
日向、日陰、ぼんやり曇り…色んなシチュエーションでトレーニングが積めた…と思う。
……返す返すも…洗い残しスジ…ああ。
次からは気をつける!!!
今回のお供
露出計なし! スパルタン!
でも頑丈! このシンプルさは「美」だよ。
28mmはiPhoneと同じ画角。
名機GRシリーズも28mm。スナップしまくろう。
長巻買おう、長巻。高いから。
100ftなんかすぐ無くなるって(いつもの勧誘)。


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