PhoNovice

Photography + Novice = PhoNovice 初心忘るべからず

フィルム始めました。

ものすごーく長い前置き

どうも初めまして。Take9と申します。

長野県の端っこのほうでゲームやら何やらのシナリオを書いたり、ごくたまに小説を出版したり(もう何年も出てませんが)、僕より全然優秀なクリエイターである奥さんのマネジメントしたり、薪割りしたり、子育てしたりして暮らしているアラフォーのおじさんです。

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代表作? ……無いですな! わはは! 本当にあっちこっちで書き散らしって感じでして。

まぁ最近だと、日本でもう10年選手な某オンラインゲームのストーリーパートとか、Apple Arcade用のRPGのシナリオとか書いたりしてます。華々しい作家ライフなんてのとは縁遠い裏方稼業ですよ、ええ。

まあそんな感じで20年近くこの手のお仕事をしてるわけですが…曲がりなりにもそんだけやってると、多少マンネリと言うか飽きたと言うか、ちょっと刺激が足りなくなってくる。クライアント様達も長い付き合いの方ばかりになってきて、新鮮味というものが無い(笑)。

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そこで、何かこう新しい趣味でも始めて、日常に張りを取り戻したいと思ったわけです。で、どうせなら今までまったくやったことのない、畑違いの場所に行ってみようと手を出したのが…写真なのでした。

文章やセリフばっか書いてきたので、それとは反対方向のベクトルを持つものを…それもできれば身構えずに簡単に始められるやつ…で、「写真」と「カメラ」。

……わあ、安直。

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新婚旅行のお供に買って、以降はずっと埃を被っていたデジタル一眼のエントリー機をもう一度引っ張り出してきて始めた写真ですが、割と自分でも驚くぐらいすんなりとハマりまして、気付けば早一年。

カメラについても、やれ「富士フイルムの色がいい」だの「いつかはライカを一式揃えるのが夢」だのいっちょかみのことを言い出して、界隈の皆様に生温かい目を向けられるようになってきたそんな折に……フィルムですよ。

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何も劇的なことなんかありゃしません。

Twitterでほどほど交流を持たせていただいている方のフィルム写真を拝見して、「あ、こういうの好きだって感じるんだ俺」ということに気付いたわけで。

それでも、「フィルムはコストかかるし、基本的にAvモードしか使えないアラフォーにマニュアルの古いカメラなんて無理無理…」と自分を騙し続けること数ヶ月。

奥さんの仕事で使うPhotoshopと一緒に使えるからと、個人事務所名義で契約したLightroomでフィルム風に加工するプリセット当ててその気になっていたんですが…フィルム写真の魔力、いかんともしがたい(笑)

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……とうとう買ってしまった。最初は、親父のお古で引き取ったのを修理して使おうと思ったら、修理代金で程度の良い中古が3つは買えることが判明。

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3つは多いから…じゃあ一眼とコンパクト、ひとつずつで…残りはフィルムに…。

というわけで、平成を駆け抜けたアラフォー、令和に昭和へと回帰す。ど素人フィルムカメラ愛好家予定者がそろりと生まれたという次第。

撮り終わったよファーストロール

……本当になっがい前置きだったでしょ? すんませんね。とは言え、ここからも作例とも言えないような素人写真が並ぶだけなんですけどね。

とにかく、そんなこんなで始めちゃったからには撮るべと、お家の近くを散歩すること三日間、ようやく最初の一本が終わりました。

カメラはフジカST801。フィルムはFujiFilm Superia400X-TRAという組み合わせです。

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……なんでしょうね。物書き稼業のくせに月並みも月並みな感想で恐縮ですが、フィルムのこの光が柔らかくて、陰がしなやかな感じ、本当に好きです。

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最初なんで失敗したくないから、ピントはほとんど思いっきり遠くっていうね…。住んでる町は山が見えて良かったね。山はね、とりあえず撮ればなんか絵になるからね(笑)

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あと、道端のお花ね。助かるよね(笑)。

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多少度胸も出てきて、スナップらしきものに挑戦し始める。しかし、ピントは無限遠から動かせないし、絞りはF8〜F11でカチカチのまま(笑)SSも1/500から怖くて動かせない…。

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そして再び山に逃げ…

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これではいかんと、近目のものにピント合わせようと努力し始め…

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無限遠すら盛大にピンボケさせる……とほー。

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いや、頑張ればできる子! 一丁前に「とろけるようなボケ味が」とか能書き垂れたいし!

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「これが私の作品です」って顔したいし! …よし、欲が出てきたのは今はいいこと。次行ってみよう!

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欲かいた瞬間、お約束的にピントはどこかへ行く…。そして、これという決定的チャンスは逃す(この一瞬前に、娘がすごい可愛いポーズでカメラ目線だった)。

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…それでも、「フィルムカメラはなんて楽しいんだろう。なんてワクワクするんだろう」現像から帰ってきたネガと写真を見ながら、素直にそう思えました。

だからこれからも、このnoteではフィルムカメラで撮った写真を載せていきたいと思います。

おっさんの拙い自己満足にしかならんと思いますが、よろしければお付き合いいただけると嬉しいです。