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フィルムシミュレーションの話①

自分だけの7種類を探しませんか?

FUJIFILMデジタルカメラを使っている人の6割ぐらいは、同社独自のカスタムイメージ設定……つまり、『フィルムシミュレーション』を楽しみたいからそのカメラをチョイスしているんじゃないでしょうか。
かく言う僕もそのひとり。
そして、フィルムシミュレーションはそのまま使っても素晴らしいんですが、さらに自分好みにカスタマイズが可能で、最大7種類をカメラに登録しておいて瞬時に切り替えることができます。

……じゃあ、7種類設定するよね。「これが俺の(私の)考えた最高のセッティング!」というのをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
僕も、素人ながら色々と試行錯誤を繰り返し、「これはいいんじゃないか?」というセッティングを見つけたので、そちらをご紹介したいと思います。今回はその1回目です。

【Prov.std】そのままの光で、ありのままを美しく

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最初にご紹介するのは、フィルムシミュレーションの中でも最も標準的でオールマイティーな『Provia』のカスタムです。

早速、レシピをご紹介しましょう。

フィルムシミュレーション STD『Provia
グレイン・エフェクト OFF
カラークローム・エフェクト 
ホワイトバランス AUTO
ダイナミックレンジ AUTO
Dレンジ優先 OFF
ハイライトトーン 0
シャドウトーン -2
カラー -1
シャープネス 0
ノイズリダクション 0

カメラの『画質設定画面』で色々設定するわけですが、主な設定箇所は上記のとおり。

シャドウを軟調に振って、わずかにカラーを抜く(彩度を落とす)ことで、調味料で言うなら「出汁」のような設定……毎日これで撮っても飽きが来ない、どんなシチュエーションにも対応できるカスタムを目指しました。

以下、この設定で撮影した作例をいくつか掲載します。

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ある日曜日の昼下がり、おっかないヤンキーに行く手を塞がれました…。

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昼寝するヤンキ……僕の娘です。
コントラストが強くなりすぎず、ごく自然な感じの写真が撮れます。

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屋外・屋内、明暗を選びません。明るい場所なら明るいなりに、暗い場所なら暗いなりに穏やかな写りを見せてくれるカスタムです。

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わかりやすく言うと、「目に優しい」写真になるようにしてみました。

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明暗差のある場面でも、どぎつい感じにならないように。そして、その場の光がそのままの感じで残るように……なんて言うと、ちとカッコつけすぎでしょうかね。