フィルムシミュレーションの話⑤

【Baby Port】

人はほとんど撮らないんですが、家族の記録はできるだけ残しておきたい。それが、産まれたばかりの赤ちゃんなら尚更…。
ということで、今回は赤ちゃんや子供の写真をしっとり目に残しておきたい時のセッティングをご紹介します。

あ、今回はフィルムシミュレーションのセッティング紹介にかこつけた、ただの親バカ写真垂れ流し記事になるのであらかじめご了承を！

フィルムシミュレーション　『classic chrome』
グレイン・エフェクト　OFF
カラークローム・エフェクト　OFF
ホワイトバランス　晴れ
ダイナミックレンジ　200
Dレンジ優先　OFF
ハイライトトーン　-1
シャドウトーン　-1
カラー　-3
シャープネス　+1 or 0
ノイズリダクション　-2

作例という名の親バカ記録

はいかわいい！　誰がなんと言おうとかわいい！
…私事でまことに恐縮ですが、この度、第三子となる次女が誕生いたしまして。
既にSDカードは溢れんばかりの赤ちゃん写真だらけでございますよ、ええ。

はい、おててかわいい！

はい、ピントが肌着に来ちゃってるけど、あんよかわいい！

窓辺のコットに寝ててかわいい！

もう一回おててかわいい！

1週間ほどお母ちゃんも赤ちゃんも入院なので、その間はいわゆる『ワンオペ育児』でがんばりました。
上の娘も大きくなってかわいい。

本人曰く、ただのお兄ちゃんから『ハイパーお兄ちゃん』にクラスアップした息子氏も、健気にお留守番でかわいい。

しかし、取り込んだ洗濯物はすべてぐちゃぐちゃにされた。おのれ貴様ら…。

その話をしたところ、「ありがとねー」と言いつつなぜか不敵な笑みを浮かべる母…。

周辺の光や使用するレンズなどにもよるんですが、このシミュレーションは大人を撮ると少し白っぽくなります。
これは、L39マウントの「フォクトレンダー　カラースコパー」をアダプターで使用。
…などと、とりあえず解説記事っぽいことを少しは書いておく。

1週間経って、お家に帰ってこれました。
はい、カメラ目線もおねむモードもかわいい！

未知との遭遇かわいい。

…いや、落ち着け君たちかわいい。

はじめてのお風呂かわいい！
我が家の照明は基本的に蛍光灯ではなく電球色なので、ホワイトバランスを晴れ設定で使うとだいぶ暖色に振れます。
僕は、これはこれでと思っているのでそのままですが、気になる方は適宜ホワイトバランスは設定し直してあげるとよろしいかと。

日中の自然光だと、だいぶ雰囲気違うでしょ？　泡ついてるかわいい。

完全に子供撮影セッティングかと思いきや、意外とテーブルフォトやスナップにも使えます。
パンおいしい。

比較用に、第1回で紹介したスタンダードなプロビアでも。

最後にちょっとだけスナップに使ってみた作例を。
カラーは、かなり大きくマイナスに振っているにも関わらず、けっこう濃い目の色が出て、かつしっとりと重めに仕上がってくるのが、自分でも割と不思議なセッティングです。classic chromeがそういうシミュレーションだってのが大きいんでしょうが。

赤ちゃん撮るのにばっかり使っておりますが、意外と万能選手な設定だと思うので、ぜひお試しください。