観光急行に乗ろう
別に鉄ちゃんでもなんでもないんですが(強調)、なんとなく9月の土日に家族でどっか行くかーとなって、日帰り圏内で楽しめそうなスポットを探したところ、
「ヒスイが採れる(かもしれない)海岸があるらしい」
「そこには昭和の香り漂うレトロな急行電車が走っているらしい」
という情報を入手した取材班は、一路上信越自動車道を爆走し、新潟は上越市を目指すのであった。
…というわけで、やって来ました直江津駅。
ここで乗るのが、えちごトキめき鉄道の観光急行「クハ455系」。
なかなか趣のあるホームを進んで行くと……
電車電車〜!
確かにカラーリングとフォルムといい、ノスタルジーに満ちあふれた昭和の電車が僕ら一家を待っていた……のだが……
息子氏「うちの近く走ってる電車と同じ形だね」
…しまった。
確かに都会の電車しか見たことがない子らにとっては、このデザインの車輌も新鮮な驚きなのかもしれないが、、ご町内含めて県内を走る「しなの鉄道」のレトロな車輌(115系というらしい)を見慣れているうちのお子様たちには、なんの感慨もないというのを失念していた…。
初っぱなから立ちこめる暗雲……。
しかし、走る場所が違う!
だが、この電車はな…きみたちがよく知るしなの鉄道には無い特徴があるのだよ。
見てろよ見てろよ〜。
…あ、お子様たちが肩から提げているのは、この後拾うであろうヒスイを持ち帰るためにおかあちゃんが前夜手作りしていた「お散歩バッグ」です。
相変わらず…器用…。
はい来た! 近所では絶対に見られない…海の真横を走る風景!
これには娘ちゃんたちも大満足ですよ。
他にも、途中停車した駅で名物の駅弁を買えるというイベントも有り。
見た目にも綺麗な笹寿司。
後で調べたところ、通はまずご飯の上にある具をちょびちょびとつまみにして一杯やるそうな。
ヒスイの前に…糸魚川駅が凄かった
腹ごしらえも終え、電車は糸魚川駅へ。
目指すヒスイ海岸はここから一駅手前に戻らなければいけないんだけど…そこは新潟、そこは田舎。反対方向行きの電車が来るまで1時間は待たなければならない。
こりゃ困ったなと思っていたんですが…この糸魚川駅、併設されている施設「ジオパル」が、実はお子様連れの旅行客にとってもの凄く強力な味方だった。
小型カメラを搭載したNゲージを実際に操作して電車の運転を疑似体験できるコーナーに、プラレールで自由に遊べるコーナーも!
他には、かつての高級寝台車の食堂車をそのまま見学できたり。
引退した車輌がそのまま休憩所になっていたり。
資料コーナーも大充実。
ジオラマもでかくて見応え満点。
鉄道好きな子なら(大人もか)、一日中ここだけで楽しめるんじゃないか?
実際、待ち時間はあっという間だった。
そしてヒスイ海岸へ
そしてまた電車に乗って一駅。
やってきました、えちご押上ひすい海岸駅。
海だー!
…早速、ヒスイ探しに興じてる人たちがいますな。
息子氏も、気合いを入れて一攫千金を狙う。
だが、海岸初体験の小さい子チームは早々にリタイアw
波打ち際じゃなくても色とりどりの石がいっぱい落ちている海岸なので、あっちはあっちでだいぶ楽しんだ様子で良かったけどね。
おとうさんは、息子氏の様子を見つつ、普段撮れない海の風景をバシバシと。
ヒスイより写真かよとか言わない。
まだがんばる息子氏。
その結果は……
「ヒスイ…だったらいいね」
という石がいっぱい手に入ったということで!
帰ります
帰りはまた、1時間に1本というのんびりダイヤの電車で直江津駅へ。
学校帰りの高校生も、暇そうだねw
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観光急行、糸魚川ジオパル、ひすい海岸とみっちり一日楽しめた小旅行でした。
おとうさんも、久々に海が撮れて良かった良かった。
今回のお供
今回も、いつもの最強鉄板チームでお送りしました。