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水面下で着々と準備が進んでいる『国産中判フィルム写真展』。
もちろんまだ表には出ていないですが、参加する皆さんの力作を目にする機会も出てきて、こちらも刺激をもらっています。
いやー、プレッシャーあるなぁ…。頑張っていこう。
Kodak GOLD200
というわけで、2回目の今回は、現在中判で撮るなら間違いなく王道と言うか…常用できるカラーはこれしかないんじゃないかという存在になった(なってしまった)、Kodak GOLD200で撮り歩いてみました。
場所は、渋谷。
この時のフィルム編でもあります。
リバーサルの鮮やかさも美しいけど、ネガはネガでこの温かみと言うか目に優しい感じの発色がいいね。
まったく同じフィルムなんだしそんなことは無いんだけど…中判だとなんか光の許容量が35mmより広い気がする。
…もしかして、実際にそんなことあったりするのかな?
この辺、かなり絞っても立体感が損なわれないのは、さすが中判といったところかな。
このぐらいの距離感だと、さすがに全体的にペタッとした感じが出てくるけれど…。
発色がすごく良い感じ。
ZENZANON 100/2.8の実力をしっかり体感できる写り〜。
最近、フィルムはハイライトよりも暗部を残したほうがより「らしい」感じになるんじゃないかな…という気づきを得て、露出計の出目より一段明るく撮るのを心がけている。
この辺、いい感じにその目論見がはまったような。
もちろん、時には全力絞りのパキパキ感も楽しみたい。
これなんかもいい感じの絞りと解像具合なんだけど…もう1秒早くシャッターが切れていれば、電車の顔がもっと良い位置に来たのに…残念!
今回のマイベストはこれかな。
黄色い作業服と暖色に強いGOLD200の発色が良く合ってるように思う。
展示候補かもしれませんね。キープしときましょうかね。
渋谷のここ、面白いよね。
写真やる人なら絶対にカメラ向けちゃうでしょ。
ぐいっと内側に入り込んで。
ピント面と他部分との分離具合を楽しみたい。
ブロニカのファインダー内で、ふーっと背景部がボケていくのを眺めるのが…至福!
恵比寿方面から回って来て、再び渋谷・旧銀座線ホーム付近再開発の様子を眺めての〆。
6×6、12カットだとちょっと物足りない…ってところに645バックは本当にちょうどいい感じで使いやすい。
問題はブロニカだと縦構図がほぼ無理ってところか。645の縦ってハマるんだけど…。
プリズムファインダーを買えば何とかなる…か?
今回のお供
GOLD200の120はね、ほんと写りと645で使えるカット数考えるとだいぶ許容できるレベルだよね。最近は5本で7,000円切る時なんかもあって本当に助かる。
スキャン用はいつものメンバー。
このFAマクロ、数千円で手に入っていい切れ味じゃないよ。
最新の100mmマクロとかも試してみたくなるじゃないか…。