ポジの次は高級ネガ!(ただし期限切れ)
リバーサル(ポジ)の衝撃は凄かった…。
でも、ネガだって素敵だ。
それが、プロ仕様の高級ネガならもっと素敵になるはず。(そうか?)
VELVIAを撮りきった後、にっしんカメラのセール品だったKodak Ektar100(2019年期限切れ)を詰め直して、仕事終わりに池袋へと繰り出した。
夕暮れ池袋スナップ
あ、いいね。凄く良いです。
ネガ最高〜♪(掌クルックル)
たけ(@Take9_tw)さんと中判フィルム散歩 pic.twitter.com/Lmu3TJLLIH
— あめちゃん 美容師|どうもニコン野鳥二眼レフペンタキシアンのライカおじさんです (@amedia_online) 2023年2月27日
あめちゃん(@amedia_online )と池袋でミニフォトウォーク。 pic.twitter.com/zUzJDVzjiQ
— たけ (@Take9_tw) 2023年2月27日
あめちゃんとも合流したので、どんどん行こう〜。
デジタル編はこちらから。
自慢の645で構図を探るあめちゃんを「バシャーン!」(シャッター音)。
「ぱしゃり」、なんて可愛いものではないのだブロニカは。
暗いところはネガのほうが粘る。ISO100だけど、ブロニカの重さなら1/30までは息しながら切れる。
1/15は息止めて切れるw
ん〜、この雰囲気。
光が回らない裏路地。開放でなんとか。
緩いながらもボウッと浮かび上がるような白い車体が美しい。
今度は、明るい方に向けてバキッと絞る。
面白建築としてぜひ撮ってみたかった豊島区役所。
複雑なディテールもしっかり残っていいよねぇ。
1枚どうぞ、ということであめちゃんにブロニカを渡した。
イタリアレストランの店先、初めて使うカメラでもきっちり撮っていくのさすが。
期限切れフィルムにありがちな濁った色合いが、逆に印象的に。
時間帯もあると思うけど、ポジの「超ブルー!」っていう強烈な青と、ネガのシアンがかった青。甲乙つけがたい……。
「せっかく広角付けてるんだから、ジャンクション撮らないと!」
と、あめちゃんに誘われてサンシャイン方面へ。
見上げる首都高の、これぞアーバンシーンというところを味わう。
頭上を縫う首都高の、更に遙か高みへ突き抜けていくサンシャイン60。
NIKKOR-H 50/3.5の性能を存分に味わえる1枚に。
やっぱ、広角はアオってなんぼですわよ。
ぐわっと回り込んでくる首都高のカーブの迫力。
潰れる限界で粘ってくれた下の一般道。信号の赤が怪しいアクセントに。
…少しカブってんな。フィルムバックのモルトを何とかする必要があるかも。
通りの向こう側にふわっと広がる光を収めたかった。
もう人物は全部潰してシルエットで…という予定が、ここも全然粘ってるの凄い。
……中判だから?
今回のマイベストはラストショット。
赤信号時にピント合わせだけしておいて、信号変わって人が動き出したところでバシャーン!(シャッター音)
白い肩掛け鞄の男性がいるあたりに合わせて置いたつもりだったけど…結局どこにもピントは来てないw
だけど、この締まらなさを愛したい。
三脚セットでガチピン当たり前のスタジオカメラとして生まれたブロニカくんも、まさか夕方の手持ちでこんなゆるいスナップを撮らされる余生が待っているとは思わなかったんじゃないかな。
今回のお供
WORLD FINEST GRAINですよ奥さん。
…あれ? これも1万円切ってるね。(2023/03/10時点)
35mmは相変わらずアホみたいな値段なのに……。
結局、中判人口が少ないから高値付けても売れないってこと??
実はフィルムやるなら、今こそ中判じゃない?