クロスプロセスだけで撮ってみる
PENTAX機に搭載されているカスタムイメージの一種「クロスプロセス」。
元々、ポジフィルムをネガ現像の工程で、ネガフィルムをポジフィルムの工程で現像(だからクロス)する技法を再現したもので、
普通に撮った時と比べて、かなり独特かつ偶然性に頼った結果が得られるのが特徴。
これだけで撮り歩いてみたらどうなるか? というのが、今回の記事ですー。
出張フォトでチャレンジ
ちゃんとしたの(?)は、フィルムカメラで撮ることとして、最近ちょっと写真がマンネリ気味だったのでひとつ目先を変えてみようかなということで、8月末の東京出張でクロスプロセス1本勝負にチャレンジしてみた次第。
出発前の1枚から既に波乱の予感がするぜ。
上野駅
…のっけから、ビンビンですw
これまでPENTAX使ってきて実はまともに使ったことないカスタムイメージだったんだけど、思い切って1本勝負にしてみたら、こいつはなかなか面白いことになりそうですヨ。
今回は、本当に撮るまでどうなるかわからない「シャッフル」機能をONにして偶然の産物を楽しむことに。
とある方との待ち合わせがあるので、地下鉄に乗ってまずは浅草に向かいます。
浅草
やって来ました浅草。
2021年の冬以来ですな。
雷門前で待ち合わせのお相手、テヅクリさん(@tedsukuri)と合流。
X(Twitter)ではいつも仲良くしてもらっている方ですが、僕とは今回が初対面。
僕が先日Topcon35Lを入手した話をしたところ、ぜひ自分のKonica ⅢAと「等倍ファインダー対決会」をしましょうというご提案をいただき、そりゃ受けて立たねばなりますまいということで。
なのでこの日のフィルムカメラはTopcon35Lだったわけですが、その結果はまたいずれ。
しかし、ここまで「クロスプロセス」だけで撮った記事もそう無いのではなかろーか?
公式に紹介してもらっても罰は当たらないのではなかろーか?w
こう言っては失礼だけど、使う前はお遊びの域を出ないもっとなんかぐちゃっとした画ばかりになってしまうんじゃないかと思っていた。
実際に使ってみると、さすがはK-5とかの時代からずーっと採用されているだけあって、ちゃんと写真として成立した画になる。
いわゆる「飛び道具」には変わりないけど、全然使えるので驚いた。
あれかな、Lomographyのクセ強いフィルムを使うとこんな気分になるんじゃないかなとか。
ターコイズとか、レッドスケールとか、ロモパープルとか。
そう言えば、あめちゃんがLomoの面白110フィルムをPENTAXAUTO110に詰めて撮り比べた記事があるので、こちら見ていただくとなんとなく気持ちわかってもらえるかとー。
(追記)つーか、実際にクロスプロセスで現像してみた記事もあると教えてもらったw
さすが、さすがですよ…!
テヅクリさんとは暑い中1時間半ぐらい撮り歩いてから、浅草の奥のほうにある蕎麦店「角萬」でお昼を食べ、その後も喫茶店でカメラ・写真トークを楽しみました。
r.gnavi.co.jp
暑い中わざわざ神奈川方面からお越しいただき、ありがとうございました。
…言うて僕も長野から来てるわけですがw
・
・
・
というところで、前半戦は終了。
次回は後編をお送りします。
後編追加しました
今回のお供
Topcon35Lが44mmと標準域だったので、それよりもう少し切り取った目線になるよう換算60mmのこちらをチョイス。
何も気にせず片手で振り回せる一眼レフになってくれるので、相変わらず優秀。