FA三姉妹の二人目をお迎え
誰が長女で誰が三女なのかはようわからんのですが、俗にPENTAX愛好家の間で『FA三姉妹』と呼ばれているLimitedレンズの二本目をお迎えいたしました。
…いや待て。
「三姉妹」と言えば、ゲーム業界に身を置く我が身としては『メーガス三姉妹』なわけで、それにならえば、
- ぽっちゃり体型の長女マグ → FA77
- ほっそりのっぽの次女ドグ → FA31
- おちびの三女ラグ → FA43
であることは疑いようがないか。
…え? メーガス三姉妹知らないの? マジで?? FF4だよ、FF4!
風のバルバリシアに仕えてる三人組いたでしょう? 「「「デルタアターック!!」」」
そっかー…知らないかー。
まぁともかく、今回は三女に続いて長女…HD版ではなくsmc版のFA77mm F1.8 Limitedをお迎えしたわけでございます。
J Limited 01と同時購入したFA43/1.9のほうはHD版で、77はsmc版…。
「揃えろよ!!」
と、どこからかお叱りが聞こえてきそうな気もするけど…僕、そういうのあんまり気にしないんよね。ごめんねw
コーティングの他には絞りの形状が違うんだっけ? …まぁいいじゃん!
難有り品としてかなりお買い得に出品されていたんで、ダメ元で入札しておいたらそのまま落札という、ありがちっちゃありがちなパターンにてお迎えいたしました。
問題の「難」の部分については、手元に届いたその日のうちに確認して、そのまま箱に詰め直し…
ほぼ、右から左へいつもお世話になっている『写真レンズ工房』さんへGO!
送った翌日に届いてあれこれ仕事していただき、更に翌日にはもう手元に帰ってきたという…相変わらず恐るべき仕事の速さで驚愕。
この点検・リペア代金を加えても、美品扱いで中野か新宿に並んでいるヤツより尚3割は安く済んだという…本当に写真レンズ工房様々です。今後ともよしなに…。
では出撃!
FA三姉妹については今更レビューも無いですが…一点だけ。
組み込み式のフードが最初から装備されていて、大変便利です。
なんでレンズのフードってだいたい外付けなんすかね? すべてのレンズフードを組み込み式にしてしまえばいいのに…無理なの? ああそう…。
ともかく、さっと持ち出してみまして…一発目で参っちゃった。
「あ、もう好きです。完璧です。降参、降参」
どうしましょうかね、これもう。
語彙無くなっちゃうなw
かつて(…と言うほど前でもない)AF-S NIKKOR 5814Gを手にした時以来か…もしかするとそれ以上の衝撃かもしれない。
小さくすりゃ偉いってもんでもないだろうし、焦点距離も違うけれども…あれより全然コンパクトで、かつメタルの質感も素晴らしくてこの写り…。
写真用のレンズってやつは、どうしてこう、どれもこれも…。プロダクトとして魔性の魅力に満ちあふれすぎている。存在自体がロマン。
「何でもない日、おめでとう」ですよ。ほんとにもう。
自分でも何書いてんだかわからないけどw
何でもない物に向けただけで幸せを運んでくる…いい娯楽だね、
夏の思い出も、どこまでも色鮮やかに。
75mmでも85mmでもなく、77mm。
何が違うのか? などと考えるよりもまず、とにかく目の前にあるものを切り取り続けていたくなる…。
たこ焼き屋さんの店頭が、静かにドラマ性を帯びてくる。
羽田や成田じゃ無理だろうけど、地方空港なら十分飛行機も撮れちゃうぞ。
お子様たちの夏休み最後の思い出に、何十年ぶりかに生でサーカスを見た。
さすがに真っ暗だったり照明がぶっ飛んでたりで見られる写真は少なかったけど、あとで思い出を振り返るのには十分かな。
程よい距離感だと思う。
こんないいレンズ、フィルムでも使わなかったら勿体ない。
というか、smc版はフィルム機で使うのが当たり前だった頃のレンズなわけで!
…そしたらこれがまた…ね?
というところで引きを作って、次回へ続く!
今回のお供
一から十まですべてをNikonの一眼レフから乗り換えて(戻ってきて)良かった! などと絶賛するつもりはない。Nikon(というかDf)も本当に満足度高かったカメラではあるけれども…やっぱりPENTAXは僕の中で何かが違う。
HD版かsmcかは…ほんともう好みの問題なんじゃないかな。
とにかくこういう情緒とロマンを煮詰めたようなレンズがラインナップされているっていうことが嬉しいことですよと。