前回はこちら
やっぱり「ほのか」だ!
前回、「銀残し」→「ナチュラル」と進めてみた結果、
「調色は必要なんじゃないか?」
という考えに至り、ベースを「ほのか」に変更してみた。
と言うか、調色の機能を使えるのは「銀残し」と「ほのか」の2種類だけなので、必然的にこうなる。
頼りすぎではないだろうか、「ほのか」。
いや、どんな遊びでも幅広く受け入れてくれる懐が広いカスタムイメージなのだと思おう。
…で、結果どうなったかと言うと、
こうなった。
さて、さて! ここでどうか、
こちらの公式作例や、Lomographyのサイトに投稿されたユーザーの作品と見比べてもらいたいところ。
もちろん、100%同じになんてどう逆立ちしても無理だけど…雰囲気としてはだいぶ近しいところにいるんじゃないかと思っているのだけど…どうでしょう?
セッティング
というわけで、まぁ公開しても良かろうと思えるカスタムになったのでセッティングを書いていきます。
- カスタムイメージ 「ほのか」
- 彩度 -4
- 調色 オレンジ(←これがミソだった)
- キー +2〜+3
- コントラスト +4
- ハイライト調整 +2
- シャドウ調整 -4
- シャープネス お好み
カスタムイメージとしてはこの設定、加えて、
これで、OKです。
低彩度、高コントラスト。
ハイライトはこの際飛んでもいい…むしろ飛ぶぐらいのほうが「らしい」。
代わりにシャドウはギチッと締める。
全体的にグリーンに被る。
…ここまでは前回のとおりで、やはりキモは調色。
最初、ハイライトに被せるのでマゼンタかと思っていたのだけど…どうもうまくない。
なら、まずは公式作例を見ようと思って通販サイトを開いたところ、次のような文言が。
……イエロー!?
そう、実はこのフィルムはイエローにも力を込めているのだった!
言われてみれば確かにパッケージやパトローネも黄色っぽい。
そこで調色に「イエロー」か「オレンジ」を加えてみたら…これがドンピシャだったというわけで。
なので、色温度は「よりグリーン」か「黄色みも欲しい」かで使い分けられるように2種類設定してみた。
カメラ本体の「USERモード登録」を使えば、5種類登録できる(エントリー機だと3種類)うちのひとつにつき、色温度固定の設定を3種保存できるので気分で使い分けが可能に。
こちらが、B6→A5に変更してイエローを強調したバージョン。
ぜひ、
このあたりの作品と見比べてみてほしい。
続いて、グリーン強調版。
これとか近い…かなぁw
続いて、屋内。
白熱灯系の灯りの下で撮られた作品があんまり見当たらないんだけど(多分用途が違う)…かなりアンバーに寄るっていうところは、傾向として同じと見てよいかと。
屋内から外を…みたいなシチュエーションだとこんな感じ。
いいね!
日陰から。
・
・
・
以上、すべてカメラ内の設定だけでJPG出力したもので、他のレタッチ作業は一切無し。
もっと追い込みたい人は追い込んでもいいし、粒子とか加えたら更に「らしく」仕上がるんじゃないかと。
とにかく、カメラ内だけでここまで作れる…カスタムイメージの更なる可能性を楽しめるセッティングにできたと思うので、良かったらぜひ試してみてください!
今回のお供
…いや、多分もうこの会社つーかブランド、他のどことも競争してないと思うなw
作例に使ったレンズたち。
やっぱり、Takumarとかオールドレンズのほうが仕上がりが良い気がする。