METROPOLISっぽくしたい!
…まーた病気が出てしまったw
『1%er』(J limited 01使用者)になってから、否応なしにPENTAXと向き合う機会が増えた。
増えたというか、デジタル一眼はもうこれしか持ってないのだ。
これを使う…使いこなし、使い倒すしか道は無いのだ。
一応、X70は残してあるけどあくまでサブ機なのだ。
巨大なブロニカを持ち出すときに、デジタルでも撮れないとなんか損しそうな時にポケットに忍ばせておくのが主な任務なのだ。
そうなると、どうしてもカスタムイメージをもっといじくり倒して遊びたい病が出てきてしまうのだ。
というわけで、今回のお題はこれなのだ!
過去、何度か使用しているLomographyのフィルム「METROPOLIS」。
使う度にというか、現像に出す度に写りが変わって見える困りもの……なのに、なぜだか妙に気になるアイツ的な存在、それがMETROPOLIS。
ただ、お値段的には少々お高い…。
最近、Lomography様は120フィルムの値下げを発表してくださり、
中判野郎どもは歓喜の声を上げたわけですが、それでも……やっぱりお父さんのお財布にとっては、常用するのにはちょっと厳しいw
そこで、どうにかカスタムイメージを駆使してこのMETROPOLISっぽい画を叩き出せないか頑張ってみようという…まあいつものアレです。
最初は「銀残し」でやってみた
最初、ベースの候補としたのは「銀残し」。
METROPOLISの特徴として(※だいぶ個人的主観)、
- 低い彩度
- 高いコントラスト
- 全体的な緑かぶりと色転び
この辺が挙げられるけど、これはそのまま「銀残し」の特徴に合致する。
しかも、「銀残し」は調色の項目で全体的にグリーンを被せられるので、あとはホワイトバランスの調整をすることで意外と簡単に再現できるのでは? と考えた。
…どうもあんまりうまくいかなかったw
これはこれで面白いし、常用できそうな銀残しカスタムにはなったように思うけれど、METROPOLISか? と言われるとだいぶ違う。
加えて、
「銀残し」は、赤っぽい色が入ってきた途端にだいぶとんでもないことになるという重大な欠点が…。
この赤が、マゼンタなのか紫なのか…とにかくえらい方向に吹っ飛んでしまうせいで断念。
これとか、だいぶ惜しいところまで行った気がするんだけどね…残念…。
ほんと、「これはこれで」なのでこのカスタム設定についてはもう少しいじってからまた別個に公開したいなとか考えてます。
ナチュラルにしてみた
次に、もっと「素材」として使いやすいやつを選んだほうがいいのでは? と思い、「ナチュラル」を試してみた。
「フラット」でもいいと思うんだが、ここは正直カンとなんとなくで。
結果、
…おお!?
だいぶいいコース突いてないですかこれは?
ここで改めて、「お手本」となる本物METROPOLISと見比べてみる。
これと、これ。
記念すべき最初の1本目から。
こいつを参考にいじってみた「ナチュラル」が、
こう!
個人的には82%ぐらいMETROPOLISになってきている気がする!
カメラ内の設定のみ、JPG撮って出しでここまで寄せられるとは思っていなかったので自分でも驚いた。
このハイライトの飛び方もいい感じに寄っているような気がする。
ここまで来たら、Lightroomには頼らずに、どうにかカメラ内設定だけで完結したい!
…というのが、今日までの進捗でした。
今後の課題としては、
こんな風にハイライトにマゼンタがぼーんと被ってくるのをどう処理するか。
諦める? それとも、これも調色機能が使える「ほのか」をベースにして再現を試みるか。
いや、そもそも…
セミイコンタや、ブロニカで撮った時のように、褪せ感は大事にしつつもそこまで緑に転んだりマゼンタが被ったりしないようにするべきか?
以前のブログでは、どうも後者のほうが好きだ的なことを書いているようだし(自分が書いたことを忘れている…)。
試行錯誤はもうしばらく続きそう。
納得行くものが出来上がったら、また設定を公開したいと思います。
…期待せずに待て!w
(2023/11/17追記)
さっさと続き書きましたw
今回のお供
フィルムで撮るときには必然的にオールドレンズで撮ることになるので、今回の実験でもまずオールドレンズを使ってみた次第。