憧れの一本
おっかなびっくりで何とか36枚のファーストロールを撮り切った。
使ったフィルムは『FUJIFILM SUPERIA X-TRA400』。
なぜ最初の一本にこれを選んだかと言うと、FUJIFILMのX-Pro3とX-100Vに搭載された新フィルムシミュレーション『クラシックネガ』の原型になったフィルムだったから。
僕はこのクラシックネガの公式作例にすっかりやられてしまったのだけど、残念ながら僕の持っている機種には搭載されていない…。
でも使ってみたい、撮ってみたい…。その気持ちがあふれすぎて、クラシックネガを使って撮られた作例・作品をTwitterやFlickrで眺めまくり、自分なりに再現したLightroom用プリセットを作ってしまったりした(このプリセットについては、折を見てここで公開しちゃおうと考えてます)。
そんな折、なんかの記事でクラシックネガの元ネタがSuperia400だというのを見かけ、それで腹が決まった。
以前からフィルムカメラをやってみたい気持ちの最後のひと押しが、クラシックネガ=Superia400という情報だったと思う。
1stロールの写真
【カメラ】
FUJICA ST801
【レンズ】
PENTAX Supertakumar35mmF3.5
Carl Zeiss Jena Flektogon35mmF2.8
栄えあるファーストロールのファーストショット。
自宅の庭に生えているタラの芽。もちっと伸びたらもいで天ぷらにする。
自宅の様子。この写真の光の柔らかさみたいなものを見て、なんか「ついていきます」という気分に。
よく試写に使うサンキャッチャー。今度はこのシャドーにやられてしまい…。
IKEAのスタンド。
スノーブーツを磨く奥さん。
もう家と庭だけだと我慢ならなくなってきた僕(笑)。在宅ワーカーの特権は、仕事のペースは自分で決められること。散歩に行ってしまおう。
春の空気と、美しい浅間山。
四隅の光量落ちが凄いな…。けど、それもまたよし。
芝桜。このやや褪せたような発色…好きだわ。
桜がようやく咲き始めるタイミング。標高1000メートルの春はだいぶ遅れてくるのです。
シャドーにほんのりかかる青…Lightroomだと頑張りきれなかったけど、さすが本物(?)
再び浅間山。35mmをそのままの画角で使えるのが、当たり前なのに新鮮。(FUJIFILMのデジタルはAPS-Cが基本。フルサイズがなくて、いきなり中判に行ってしまう…)
道端の庚申像。この辺、いっぱいある。
盛大にピントがどっか行く。無限遠合わせだったはずなのに…。
火の見やぐらって、もうあんま見ないよねー。
桜より、個人的には空の青を見てしまう…。この青、好きだわー。
歯磨きする子供ら。
タンポポの黄色も、なんかこうデジタルとは違うような。
ピントー!(泣
すぐ空とコントラスト見たくなる病。
子供らの成長とともに写真の腕も上がるといいなあ。
そして、一度本物のフィルムの色・光・シャドー・コントラスト見てしまうと、もうプリセットじゃ満足できなくなっていることを改めて思い知らされたり。
…デジタルの現像は、フィルム風とは違うテイストをまた探してかなきゃ。