久しぶりに、X-TRA400で撮りたくなった。
僕が初めて使ったフィルムこそ、この『FUJIFILM Superia X-TRA400』なのです。
理由は簡単。
FUJIFILMのデジタル機に新採用された、当時最新のフィルムシミュレーション「クラシックネガ」の原型になったとされるフィルムだから。
まぁ、僕とクラネガとの愛憎入り乱れる葛藤については、
いつものようにこちらを(笑
とにかく、購入した時には既にこのフィルムの廃版が決まっていて、界隈には嘆きの声が満ちていたのを覚えている。そんな中、
「海外仕様の並行輸入品ならまだ買えるぞ」
なんて情報をどっかから仕入れてきて、Amazonで探したのがフィルムへの入り口だったという。
で、久しぶりに初心を思い出すじゃないけど、まだ買える物なら買ってContessaにでも詰めたら楽しそうだな…なんて思って検索してみた結果、
¥13,836だとぉ!?
ほんの…ほんの2年前に僕が買ったときには、¥2,300とかだったのに! それでも、
「うわ、1本で750円以上もするのか……やっぱりフィルムは高いなぁ」
なんて思いつつ、大事に撮るぞと意気込んで買ったのに…廃版から2年、今や…おお…。
(あ、↑のリンクはあくまで参考に貼っただけなので…本当に購入はされないほうがよろしいかと…)
たけさんは激怒した。
…必ず、かの邪知暴虐の転売ヤーを除かねばならぬと決意した。たけさんには「デッドストック品」とか「プレミア価格」とかがわからぬ。たけさんは、信州のおっさんである。ゲームのシナリオを書き、そのゲームで遊んで暮らしてきた。けれども、一番思い入れがあるフィルムがもう買えないことに対しては、人一倍敏感であった。何日か前の昼前たけさんはLightroom Classicを起動し、トーンカーブを上げ下げしHSLをいごいごし、前に作ったプリセットを改造して此の『X-TRA400sim』を作った。
↑こちら、デスクトップ版のLightroomやLightroom Classicお使いの方用に.xmpファイルです。
↑モバイル版のLightroomしか使ってないわっていう今時のあなたには、.dng版をどうぞ。
設定をコピペしてから「プリセットを作成」で保存してね。
実際にX-TRA400で撮った写真との比較
元にしたプリセットは、あくまで「クラシックネガ」をリスペクトしたもの。
だけど今回は、
- 明確に「Superia X-TRA400」の“再現”を目指す
- 誰でも同じ条件で使えるように「Adobe標準」のカラープロファイルをベースとする
この2点を念頭において作成。
なので、普段はデジタル写真の現像では加えない「粒子」の項目も加えてあります。
いらないひとは切っちゃってください。
以下、完全に同じ条件ではないですが、いくつか本物のX-TRA400で撮った写真との比較を載せていきます。
デジタル現像での比較
最後は、ISO400だって言ってるのにISO2000で撮影した夜景に当ててみたり。
こういうことできるのが、デジタルのいいところ。
でも、使う場合はぜひISO400固定で使ってもらいたいかな(笑
もし気に入ったら使ってください
フィルムらしい雰囲気を味わうなら、フィルムで撮るのが一番なのは自分でもよくわかってますんで……今回はあくまで番外編のお遊びってことでひとつ!
「今日はSuperia X-TRA400で撮った…気分!」
てなもんで楽しんでいただければ幸いデス。
最後にもう一回リンク貼っておきます。
数値の調整やなんかはご自由に。
.xmpファイル
.dngファイル
使ってみての感想や、「ここもっとこうしたほうがいい」等のご意見などありましたら、ぜひ僕のTwitterアカウントにお寄せいただけると大変嬉しいです。
リプや、タグ付けなどして写真アップしていただければ、側転しながら拝見しに参ります。
ではでは。