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Photography + Novice = PhoNovice 初心忘るべからず

【フィルム】Lomo apparatで遊んでみる

 

 

誕生日プレゼントにもらった♪

 

 

誕生日は7月なんだけど、お誕生日プレゼントに欲しい物をあれやこれやと考えていたら4ヶ月も経ってしまったw

さすがに今年中にもらわないと半年後にまた誕生日が来てしまうので、思い切ってこれまで頼んだことがない(怖くてw)カメラ関連をおねだりしてみたら、

「…まぁいいでしょう(苦笑)」

とお許しをいただけたので、気になっていたフィルムカメラを買ってもらった。

 

 

F10固定の21mm広角レンズが付いた、いわゆるフィルム交換できる写ルンですタイプ。

Lomo apparat

大体この手のチープ・トイ系カメラは30〜35mmのレンズばっかりな中、思い切った21mmというのに心惹かれた。

あと、まぁなんつーてもオシャレである。

あるいはこの外観でなければ、おしゃれかわいい雑貨愛好会であるおかあちゃんのお眼鏡には適わなかったかもしれないw

ありがとうLomography!

最近、ようお世話になっている気がしますよLomography。

 

 

付属の作例写真集がえらいしっかりした製本で、見応えバツグン。

商品代金のうち6割くらいはこの写真集のコストに割かれているのではなかろうかという…。

このカメラで色々撮ってみたい! スナップって面白い! と思わせてくれる素晴らしい一冊なので、これを見るためだけに買ってもいいとすら思える。

 

早速撮ってみた

 

空撃ちからの

 

本当はカラーがいいんだろうなと思いつつも、とにかくすぐに結果を確認したいので最初の一本はモノクロ手巻き。FOMAPAN100を装填した。

 

 

ファーストショットは空撃ちからの、夜中のリビングで揺らめく洗濯物w

 

 

薪棚の前に置かれたおままごとセット。

 

 

横の物置からキッチンを望む。

…なんでこんなところからスタートなのかと言うと、実は最初フィルムカウンターの存在に気がつかず、カウンターは付いていないのだと思い込んで、ここら辺まではすべて空撃ちのつもりでシャッター切っておったのでした。

実際には本体の天面に大変…そう、大変小さくカウンターは付いていた…。

 

お散歩

 

 

で、開けて翌朝、ここからが本番と散歩に持ち出してみた。

 

 

 

 

やれ、「写りがどうだ」とか「周辺画質が」「解像が」などと語るのは野暮な代物なのは、この手のオモチャがお好きな方々には今更言うまでもなく…。

巻く・見る・切る。そしてまた巻く。

それだけ。

結果として「全部写っている」。

そういう、画角的にも心境的にも「広く」楽しむカメラでしょうね、これは。

 

 

F10のSS1/125固定だからね。

屋内だとフラッシュ焚いてもこんなもの。

ISO100だとピーカンの屋外以外はかなり厳しいかもしれない。

黙ってISO400のフィルムを突っ込むべきかな。

 

助手席スナップ

 

 

 

 

写りゃなんでもいいのよと割り切ってしまいさえすれば、恐るべき軽快さと気楽さを兼ね備えたカメラ。

山降りて買い物に行く道すがら、おかあちゃんにハンドルを任せて久しぶりに助手席スナップを決めてみた。

 

 

 

今回のマイベスト。

 

これは楽しい!

次はカラーだな。

 

お散歩その2

 

 

 

 

別の日、所用でひとり飯になってしまった昼下がりにまたその辺を歩いてみた。

 

 

 

 

21mmなんて広すぎて…と思われる人もいるだろうけど、足で寄ったり引いたりで以外となんでも収まりよく写っちゃうもんどす。

この辺、Nikonの20mmをちょいちょい使っていたおかげで苦手意識が無いのが良かったね。

 

 

 

 

基本的に流れ上等、モヤッと通常みたいな写りのくせに、時々何か思い出したように真ん中がパリッとするのがまた面白かったり。

本当にばっちりの立ち位置だったりしたんだろうね。

そういう小さな「当たり」を引いては喜ぶ…ラフな楽しみの写真。

 

 

 

 

 

 

27枚撮りのつもりで巻いたので、28枚撮れていた。

空撃ちと思っていたのが数枚写ってたので…本当は31枚くらい巻けていたか。

…テキトーw

この適当アバウトさが長巻ってもんだし、このカメラの性質とも合ってるかと。

 

最後に少しだけレビュー

 

一本撮り終えてみての感想を簡単に箇条書き。

 

【良い】

  • 軽くて小さい
  • 21mmという画角はこの手のカメラでは珍しい
  • 単三電池でフラッシュ装備(基本、常にONになるので暗いところも安心)
  • 見た目もオシャレ(実は重要ポイントでは?)
  • 意外とフェイルセーフがしっかりしている
  • 遊べるアクセサリー多数(次回のお楽しみ)

 

【悪い】

  • 造りは想像以上にチープ。剛性が心配。
  • 巻き上げ機構もどえらい簡素。指痛くなる。
  • 巻き戻しボタン無い
  • ギチギチ音立てながら無理やり巻き戻していくの怖い…。
  • 巻き戻し用の軸…折れそう…。すくなくともツマミはいつか折るな…。

 

とにかく剛性感の無さ、巻き戻しの力業加減はちょっと使ってて心配になる…。

そんな大事に大事に抱え込んで使うカメラでもないので、ラフに使い倒していたらある日突然ぽっきり…なんてことは十分にあり得る。

デジタル一眼の(事実上K-1 Mark II)サブとしては非常に面白い働きをしてくれそうなので、ほどほどラフに、ほどほど丁寧に今後も使っていきたいです。

 

今回のお供

 

shop.lomography.com

 

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僕が買ってもらったのは、真ん中の「Neubau Edition」。

お誕生日だからね。

一番高いのにしてもらったよ。むふー。

 

 

フィルムはこちら。