PhoNovice

Photography + Novice = PhoNovice 初心忘るべからず

【フィルム】ZENZANON 100mm F2.8の試写…だが…

 

 

 

陸のトーコーいざ出陣

 

take9-htn.hateblo.jp

 

先日入手したZENZANON 100/2.8、モノクロ装填しての試写の儀を執り行いました。

…が、ちょーっとアレなことになってしまい、なんとなくモンヤリなここ数日。

まぁとにかく、見ていただきましょか…。

 

どうも嫌な予感はあった

 

 

最初のネガはね、ウッキウキだったんすけどね…。

 

 

その後、乾燥させてみたらなんか…怪しい感じしたんすよね。

これだとわかりにくいつーか、自家現像経験者の方には「まぁこんなこともあるんじゃない?」という状況に見えると思うんですけど…実際にはこんなもんじゃないの。

もう、カールしてるとかしてないとかいう状態じゃない。

3枚ずつに切り離した時の勢いで、風呂場の天井に跳ね返るくらいパーンと巻くの。

期限切れではない…はずだけど、ちょっと尋常じゃないカール。

なんだかなーと思いつつスキャンしてみたところ(このスキャンもホルダーに平らに押さえ込むだけで一苦労だった!)…

 

ZENZANON 100/2.8

 

 

まずなんか…粒子がえらく荒い。

「粗い」というより「荒い」。

 

 

 

いや、そんなことないか? 大丈夫か?

……と思いきや、

 

 

きれいなボケなのに…なんかこう…ざわついてませんか?

余計なもんが入り込んでいるような…。

 

 

ここではっきりわかりました。

空全体、明るい部分に謎の黒い縦線が!

え? 何これ? 傷??

 

 

サルビアの植え込み右上のポールの辺りとか顕著かなー。

なんかね、ずーっとシャーシャーとした縦線が全部のカットに入ってんのよ!

粒子が気に入らなかったり、ボケに違和感出てたりする原因はこれか。

 

 

あばばばば〜。

これとかもう…おお…。

 

マイベスト候補だった

 

本来なら、今回のマイベストに推したい1枚なんだけどねー。

比較的マシな部類なんだけどさ…やっぱり一度気になっちゃうとダメねー。

 

 

思い返してみても、フィルムの取り扱いをミスった記憶は無し。

傷つけないようにタンクもしっかり洗浄してから現像したし、乾燥から取り込みの過程も問題ないはず…。

スキャン時の押さえに苦労したのは確かだけど、綿棒とか使って傷つけないように丁寧に押し込んだのよ? それでこれ?

 

take9-htn.hateblo.jp

 

使ったフィルムは、感度こそ違うものの↑でも使用したARISTA EDU。

 

 

このわんわん像のコントラストとか、台座の階調とかは「NIKKORに負けてない」という言い方も失礼なぐらい。

さすが、「陸のトーコー」さんですわ! と唸るんだけど…だけど…手放しで喜べない悲しみ。

 

 

何気ないアスファルトをあえて逆さまに撮る芸術的な1枚だろー?

……うっかりチャージしてるの忘れて、肩から提げて歩いている時にシャッター触っちゃったんだよぉちくしょー!

悪いことは続くもの…。

 

 

というわけで、せっかくのZENZANON 100/2.8の初出動は、なんともスッキリしない結果に終わってしまいました。

原因は…やっぱりフィルムの品質が良くないやつを掴んじゃったんですかね?

ただ、全カットに対して本当に真っ直ぐに線が入ってるのが気になっていて…。

これが傷だとすると、巻き上げの時にマガジン内で何かに擦れるとか嫌だなと。固めのチリ、ゴミ…ありそうじゃない?

マガジンの圧板を綺麗に拭き上げてシャッター幕周辺もできる限りブロアーしてみたけど…さてどんなもんか…。

やや不安を残しながら、次回また別のフィルムで改めて。

レンズ自体はどこも不調無さそうで良かった!

 

今回のお供

 

 

ずっとあるなこれw

ZENZANONはまったく見当たらない。

 

 

今回このような結果になってしまったARISTA EDU。

たまたまなのか…それとも割と良くある話なのか…。

今回だけであってほしいなぁ。