まずあっさりと結論から
Nikon DfとAF-Sレンズ、PENTAX KFと一部のDAレンズ、ついでにフィルム用のL39レンズを売却した資金で、『PENTAX K-1Ⅱ J Limited 01(ヴィリジアン)』を新品購入し、晴れてPENTAXが提唱する「1%er」の道を行くことになった旨、ここにご報告申し上げます。
葛藤はあったけれど…
Nikon Dfは、本当に素晴らしいカメラでした。
相棒のAF-S NIKKOR 58mm F1.4Gも。
でも、やっぱり僕はPENTAXが好きです。
PENTAXの姿勢が好きです。
これから10年後…いや、5年後にはもう「光学ファインダーを通した光景を撮る」という行為は絶滅しているかもしれない…。
それは、ミラーレス一眼が普及しきってすべてそれに置き換わる…ということだけでなく、下手したら、「カメラという形をした道具で写真を撮る」というホビーが消滅している可能性すらあるのではないかと。だから、
「デジタル一眼レフという物がこの世から消滅するその瞬間まで寄り添ってくれそうな一台を持っておきたい」
と考えて選んだのが、J Limited 01だったというわけです。
Nikon D850じゃダメなんですか?
当然、D850も検討していました。
単純に性能の面から見ても、デジタル一眼レフカメラという機械の「最高到達点」に位置している製品だと思います。
5814Gだってそのまま活かせるし。
手にするならば、どちらかひとつ!(主に財政的な見地から…とほほ…)
悩みに悩んでいた時に、ある仲良くしていただいてるフォロワーさんからこんなことを言われました。
「D850をニコンプラザに持ち込んだ時は、ご愛用ありがとうございますという言葉と共に…そろそろZシリーズへの乗り換えをご検討されるのはいかがですか? と言われる気がする」
「K-1Ⅱ J Limited 01をPENTAXクラブハウスに持ち込んだ時は、ご愛用ありがとうございます…そろそろ一度点検に出されるのはどうですか? と言ってくれる気がする」
「メーカーの姿勢として…この差は大きい。きっと」
…と。
もちろんこれは、ただの「感想」。その方の抱く「イメージ」の話。
本当にそんな風に言われることはないでしょう。
どうか誤解しないでください。Nikonをいたずらに貶めるような意図は一切無いのです。
フォロワーさん的には、僕が思いきった散財をするのを横から眺めてちょっと楽しみたい…という気持ちもゼロじゃなかったと思います(笑
でも、僕にはその言葉が何だかすーっと胸に入ってきて、特にそれ以上の根拠も何も無いのに…
「じゃあ…信じてみるか!」
と、一気に気持ちが傾いたのでした。
あと…カッコいいしね
あとは…なんつーてももうコレに尽きるところあるんですが…カッコいいのよ。PENTAXのカメラって!
令和のこの時代に時代錯誤も甚だしい表現になっちゃうけど、
「男子の心をくすぐる」
デザインなのよ…。
お供となるべく生み出されたLimitedレンズのビルドクオリティも含めて。
いやもう、これは主観の話でしかないし、
「NikonだってSONYだってCanonだってみんなカッコいいよ!」
と言われたら何も返す言葉は無いですし、仰るとおりでございますとしか言えないんですけど!
でも、かつてK30を買ったとき…そしてKFのブルーを買ったときと同じく、僕の心の中に今も元気でいる10歳児が、
「オ↑レ↓、こっちがいい!」
って言うんだもん…。しゃーないんすよ!
ミロクのウッドグリップが、持つ度にぴたりと手に吸い付くのよ! 勝てんのよ、これには!
馬鹿だねほんとに。一年も経たずにね。笑ってやってくださいよ…。
そんなわけで、コレが本当に「人生最後のデジタル一眼レフ」という気持ち…覚悟での1%er道でございます。
あ、間違っても「人生最後のカメラ」ではないところがミソでございます。
それでは、1%er道の諸先輩方におかれましては、遅れて参った新参者ではこざいますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
追伸:AOCOマークを常に視界に入れておきたいという理由から、真鍮製トップカバーAにつきましては外して机の上に置いておき、時々心がささくれ立った時にはこれを撫で回して精神安定を得る…という運用をデフォとさせていただきます。
今回の(からの)お供!
再度、よろしくお願いいたします!
揃えるレンズが明確なのもわかりやすくていい。
FA Limited三姉妹…残りのふたりもできるだけ早くに!