Leica Ⅲcに買い換えました。
以前の記事でもちらりと書いて、「アメ沼トーク」でも理由をお話したりしたんだけど、Leica DⅢ → Leica Ⅲcにちょっとだけグレードアップしました。
DⅢ、特にこれという不満があったわけではなく、むしろ大事にしていたんだけど…
「清掃と注油だけで大丈夫!」
と某店にお墨付きもらってたのに、シャッター速度が合わなくなってきてあれー? となってたところに、フィルムの巻き上げで滑ってしまい巻き上げられないという故障が発生。
修理見積もり取ったら、ちゃんとした整備品を買い直すのと大差ない価格だったので、追い銭分の足しにDⅢを売却して、買い直した…という次第。
さすがに営業妨害になっちゃうので、どことは書けないけど…太鼓判押してくれた修理業者さんには一抹の不信感が残ったりw
で、今度は絶対に安心なところで買おうと、出張のついでに浅草の早田カメラ店さんに、メインレンズであるSummitarを持ち込んで、
「これにぴったり合うバルナックをください!」
とお願いしたところ、親父さんが店頭の在庫から一切の迷い無く(本当に他の在庫には一瞥もくれなかった!)、
「これが間違いないから」
と出してくれたのが、今回購入したⅢc。
僕は専門職の端くれとして、常々、
「技術と知見には金を払え」
というのを信条にしているのだけど、この道数十年の大ベテランがそこまで迷い無くこれにしろと勧めてくるのだから、後は信じるのみだよねー。しかも、早田カメラ店さんで購入したカメラは永年修理サポート! しかも無償!
「じゃあそれください」。
ありがとう、DⅢ。君のおかげでバルナックの良さを知ることができたよ。
Ⅲcは君以上に大事に使っていこうと思うよ。
Ⅲc × Summitar × モノクロの愉悦
前置きが長くなっちゃったw
1/1000が切れるようになって晴天の日中でも開放近いところを使えるようになったのと、スローガバナーもきっちり精度出してくれているおかげで、先代DⅢと比べてもはや別物という使い心地で、ばんばんシャッター切れてしまう。危ないw
中野
…完璧だよね。
現像して最初にこれ見た時に、「勝った!」と思ったもんね。
路地好きにはたまらない中野の裏通りに突入していく。
路地裏には哲学があった。
お店のシャッター。好きなショット。
Summitarだと、やっぱりカラーよりモノクロかなと思う。
開放F2、1/15でブロードウェイ内まんだらけのショーケースを。
レンジファインダーなら息止めてスローでも行ける。つまり夜も行ける。よし。
新宿へ
なんとなくバスに乗りたくなり、中野駅から新宿西口のバスターミナルまで。
モノクロだとわかりにくいけど、だいぶ暗くなってきている。
神田〜秋葉原
じゃあ、行ってみますか。ナイトスナップ。
撮れる! 全然撮れる!
スローが安定しているバルナックは、全然揺れない。
…いや、M3でもM4でも揺れないのかもしれないけど! 持ってないから!
とにかく、臆さず手持ちで50mmレンズの1/15が切れるってのが、こんなに気持ちいいもんだとは。一眼レフだとこうはいかないと思う。
いやいや、ブレてるでしょって?
…気にしないよw
アメ沼トーク内でもあめちゃんが、
「こんなきれいなファインダーのバルナック見たことない!」
と絶賛してるけど、暗い中でもきっちり二重像が分離して見えるの凄い。整備のレベルが本当に高いんだと思う。
Contessa35よりもう一段開けられるアドバンテージ。とにかく「残せる」。大事。
ご町内
出張だと撮りきらなかったので、残りは娘たちのお散歩に付き合って撮った。
木漏れ日の陰影が良い感じ。
今回のお供
何でAmazonでは長巻買えないのか。